通りぬけおばさん

  • 2006.07.18 Tuesday
  • 23:59
私の出身高校には「通り抜けおばさん」という名物おばさんが
いました。(というか、伝説のように代々引き継がれている言葉なのですが)
学校の西門から正門を通り抜けるおばさんという意味で、
言葉は引き継がれていますが、実際に見たとか見ないとかいうことは
余り関係なく言葉だけはありました。
数年前、たまたま出身高校の近くにいくことがあって、懐かしく
思いながら西門から入り、なんということもなく正門から出ようとして
はたと気づきました。

「私が、通り抜けおばさんなんだ!」

つまり、代々言葉として引き継がれている通り抜けおばさんは
1人ではなく、通り抜けおばさん自体も代々引き継がれていたの
かもしれない・・・・・。

なにか、ちょっとした奇妙な小説のようでした。

さて、今日、仕事の合間にコーヒーを飲んで休んでいたら、
隣のテーブルの若い男女の会話が自然に耳に入ってきました。
女の子「あーーもう絶対だめ。絶対かかってこない!」
男の子「大丈夫だよ。」
女の子「そろそろフォローの言葉考えたほうがいいよ。」
男の子「考えないよ。絶対大丈夫だもん」

耳をだんぼにして聞いていると
どうやら、就職内定の電話待ちらしいのです。
私の時は、家で待っていましたが、いまや内定電話も
携帯にかかってくるらしいです。
女の子は航空会社からの内定電話を待っていて
男の子はもう就職は決まっているけど一緒に内定を
待っている。フォローの言葉というのは、女の子が
内定が決まらず落ち込んだときになぐさめる言葉を
考えとけということらしいです。
30分間じりじり電話を待っている会話を聞いていると
こっちまであせってきてしまいました。

でも、こんな日々もいつかは楽しい思い出話にかわり、
違う男性と違う人生を歩んでいるかもしれない。

ということに思いをはせているうちに、何年かまえは
(うーーん、正確にいうと10年以上前だけど)
私が、その女の子の立場でその横で、資料をめくりながら、
会話に聞き耳を立てているおばさんはどっかのおばさん
だったはず。でも、たしかにそこにいた女の子は
年をとり、そのとき恋焦がれた会社とは違うところで
仕事をし、そのとき一生懸命ささえてくれた男性とは
違う人と生活している・・・・・・・・・・。

くるっと見渡せば、老夫婦らしき人たちが
仲良くお食事をしていました。
多分、また何十年後かはあっちのポジションなんだな。
(平和な日本が続いているという前提だけど・・・・)と
思いつつ・・・・・・・・。

われに返って仕事にもどったとさ。
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